社会福祉法人善照学園里親支援センターなごみ

お知らせ

一時的に家庭での養育が困難になったこどもや家庭を失ったこどもを、自分の家庭に引き取って、深い愛情と理解をもって育ててくださる方を「里親」といいます。

里親のもとで育つ子どもたちは、これまで経験できなかった家庭の温もりや、日常の何気ない会話、食卓を囲む時間などを通じて、人とのつながりを感じながら成長していきます。里親自身も、子どもと向き合うことで新たな気づきを得たり、家族としての絆を深めたりすることができるでしょう。

●いろいろな里親のかたちがあります

里親にはさまざまな形があり、それぞれの事情や希望に応じて自分に合った方法を選ぶことができます。短期間の支援を行うものから、生涯にわたり子どもと共に歩むものまで、関わり方は多様です。家庭の状況や支援できる範囲に応じて、無理なく子どもを迎え入れることが可能です。大切なのは、子どもに安定した愛情を注ぎ、成長を見守ることです。一人ひとりに合った形で、子どもたちの未来を支える役割を果たすことができます。

①養育里親

一定の期間、子どもを養育する里親

②養子縁組里親

養子縁組によって養親となることを希望する里親

③専門里親

虐待や非行問題、障がいがあるなど特に支援が必要な子どもを養育する里親

④親族里親

親の死や行方不明、入院などの理由により親族が養育する里親

他に里親ができる活動

●季節・週末里親：家庭体験のため施設で暮らす子どもを夏・冬休みに預かったり、週末２～３日を預かる里親

●ショートステイ里親：地域で暮らす子どもが家族の入院やリフレッシュ等、やむを得ない理由で保護者の養育が一時的に困難になった場合、短期間預かる里親

里親になるには？

里親になるには、まず制度について理解し、自分に合った里親の形を考えることが大切です。その上で、各自治体が実施する説明会や研修を受け、子どもを育てるための知識を深めます。研修後は、面談や家庭訪問などの審査を経て、正式に里親登録ができます。登録後もサポートを受けながら子どもを迎え入れる準備を進めます。里親には多くの支援制度があり、一人で悩まずに相談できる環境が整っています。まずは気軽に情報を集めてみましょう。

●里親になるための要件

1. 児童の養育についての理解及び熱意並びに児童に対する豊かな愛情を有していること
2. 経済的に困窮していないこと
3. 里親研修を修了していること（親族里親は除く）
4. 里親になることを希望する者及びその同居人が欠格事由※に該当しないこと

※欠格事由

・禁固以上の刑に処され、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
・児童虐待又は非措置児童等虐待を行った者等

里親登録までの流れ

01ガイダンス
02基礎研修
03家庭訪問
04認定前研修
05家庭訪問
06兵庫県審議会
07里親登録

※西宮市・芦屋市の方は、まず、里親支援センターなごみにてガイダンスを受講していただきます。制度や里親登録までの手続きについてご理解いただいた上で、研修のご案内をいたします。里親登録をご希望の方は、里親制度説明会にお越しいただくか、里親支援センターなごみまでお気軽にお問合せください。

西宮市：子育て家庭ショートステイ事業のご案内

芦屋市：子育て家庭ショートステイ事業のご案内

里親支援センターなごみとは？

里親支援センターなごみは、里親のリクルート、研修、マッチング、子どもを迎え入れてからの“ワンストップの支援”を行い、さまざまな事情を理解した上で、より丁寧に里親家庭に寄り添いながら、包括的にサポートするセンターです。また、里親同士の交流イベントも開催し、里親家庭が安心して活動できるようサポート体制を整えています。里親に関心のある方や、里親として活動中の方々の相談にも応じています。「なごみ（和み）」とは関わるすべての人が穏やかに集いなごめる場所となるように、お互いに和をもって共に育ち合えるセンターでありたいと願いが込められています。